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    2016.10.17 Monday

    ●大谷翔平、驚愕の15球

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      大谷翔平、“人類最速”への挑戦

      2016年10月17日(月)

       

       

      驚愕の15球

       

      球場の大歓声に応えるように、男はマウンド上で躍動した。

       

      7-4と3点リードで迎えたCS・ファイナルステージ第5戦の9回。勝てば日本シリーズ進出が決まる大事なマウンドに、この日「3番・指名打者」で出場していた背番号11が登った。

       

      これ以上ない大歓声に包まれて登場した男は、先頭の松田宣浩に対する3球目で自己最速タイとなる164キロをマークすると、最後は145キロのスライダーで空振り三振。

       

      続く吉村裕基も打ち取って二死。日本シリーズまであと一人としたところで、男はリミッターを解除する。

       

      打者は本多雄一。初球でまたも自己最速タイの164キロをマークすると、2球目は151キロのフォークで空振り。2球でかんたんに追い込むと、ファウルとなった3球目はなんと165キロを計測。大型ビジョンに最速更新を知らせる表示が流れると、球場は試合が終わったかのような大盛り上がりとなった。

       

      続く163キロがファウルとなり、148キロのフォークは見極められてボール。そこから決めに行った6球目はこの対戦2度目となる165キロ。ところが、これもカットされてカウント変わらず。それでも最後は149キロのフォークで遊ゴロに打ち取り、チームに日本シリーズ出場権をもたらした。

       

       

      昨年の最速を3キロも更新

       

      昨年までの最速は「162キロ」だった大谷。それが今シーズン中に1キロずつ記録を塗り替えていき、最終的には「165キロ」に到達した。

       

       

       

      【大谷と球速】

       

      165km/h 10月16日 vs.ソフトバンク(札幌ドーム)

      164km/h 9月13日 vs.オリックス(札幌ドーム)

      163km/h 6月5日 vs.巨人(東京ドーム)

       

       

      今回の165キロに関しては、1イニング限定だったことに加え、勝てばしばらく間隔が空くことも追い風となったに違いない。

       

      普段は先発として“1/143”の中で記録してきたものが、昨日に関しては“1/1”の中のさらに1イニングに全力を注ぐことができた。そう考えると、最速をマークしてもなんら驚きはない。

       

       

      “人類最速”も夢ではない...?

       

      大谷のニュースはすぐに海を渡った。

       

      背番号11の先輩であり、大谷の“師匠”とも言えるダルビッシュ有は、自身のTwitterで「大谷は1年でMAXを3km/h更新したんですよね? このオフにまた次の段階のトレーニングを出来れば来年は168km/hかぁ(笑)」とコメント。その潜在能力の高さに更なる期待を寄せた。

       

       

      天井知らずで成長を見せる大谷であるが、今シーズンのメジャーリーグで大谷を超えるスピードを記録した投手というのは、一体どのくらいいるのだろうか。

       

      MLB公式サイト『MLB.com』にまとめられている「FASTEST PITCHES」を見てみると、今シーズン記録された球速の上位がずらっと並んでいる。そこで165キロ以上のスピードを計測した投手を探してみると、以下の選手が浮かび上がった。

       

       

       

      【今季165キロ以上を記録した投手】

       

      169.1km/h アロルディス・チャプマン(カブス) 7月16日

      167.0km/h マウリシオ・カブレラ(ブレーブス) 7月18日

       

       

      1位はお分かりの方も多かったかもしれません。メジャー最速守護神こと、カブスのアロルディス・チャップマン。今季の最速はなんと169.1キロ。異次元の数字である。

       

      そのチャプマンに次ぐのがブレーブスの23歳右腕マウリシオ・カブレラで、今季の最速は167キロ。ちなみに大谷とは同い年だ。

       

      今年大谷より速いボールを投げたのは、メジャーでもこの2人だけ。ダルビッシュのコメントにあったように、これからさらにスピードを上げていけば、いつの日か“人類最速”も夢ではない。

       

      進化が止まらない日本球界の至宝の今後から、目が離せない。

       

      BASEBALL KING

       

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