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    2014.09.17 Wednesday

    ●メジャーリーグ “低レベル”な本塁打タイトル争いの背景

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      ■32年ぶりの40本塁打到達なしの可能性も

      メジャーリーグはプレーオフ進出を巡っていよいよ、シーズンの佳境に入ってきたが、ファンを失望させる記録が更新されようとしている。アメリカン・リーグ、ナショナル・リーグ共に本塁打タイトル争いのレベルが低下。アリーグの本塁打タイトル争いトップに立つオリオールズのクルーズが9月15日現在、39本で、40本にかろうじて王手をかけているが、ナリーグにいたっては、トップのスタントン(マリーンズ)は37本で、3位のデューダ(メッツ)はわずか27本だ。このまま誰も40発を打たずして、シーズンが終わるようなことになれば、1982年以来32年ぶりのことになるし、タイトルホルダーが40台前半で終わっても92年以来の出来事となる。なぜ、今季、メジャーの本塁打数が減少しているのか。

      ■本塁打減少の背景には薬物疑惑も

      そのヒントとなるようなショッキングなニュースが先日、飛び込んで来た。アリーグの東地区1位を走るオリオールズのクリス・デービス内野手(28)が薬物テストで興奮剤のアンフェタミンに陽性反応を示し、ポストシーズンにも及ぶ25試合の出場停止処分を受けた。本人はその日のうちに誤って使用したことを認め、球団関係者やファンに謝罪の声明を出して処分を受け入れた。昨年は56本塁打、138打点を放った二冠王は、今年になって26本塁打、72打点と大きく成績が降下。打率.196と低迷していた。

      今季、従来の成績から大きく数字が落ちているのは、デービスだけではない。バチスタ(ブルージャイズ)が32本、昨季44本のカブレラ(タイガーズ)が半分の22本と、本塁打争いの常連が、軒並み低調で全体の本塁打量産ペースが落ちている。レッドソックスのファレル監督は言う。「大リーグ機構が近年、薬物違反のポリシーを強化し、球界全体で薬物使用の撲滅に取り組んでいることとの因果関係の考察は、論議に値することだろう」。

      少し回りくどい言い方で薬物使用の関係を示唆したのは、はっきり断定すれば、薬物疑惑が殿堂入りの論争になっているバリー・ボンズを始め、多くの方面に及ぼす影響を配慮してのことだろう。

      ファンには落胆させられることだが、本塁打の量産ペースは、メジャーで「1994年から始まったいわゆるステロイド時代」と「大リーグ機構が新しい薬物検査ポリシーを導入した2006年」を境に、伸びと衰退が見事に同調していると言わざるをえない。マーク・マグワイアとサミー・ソーサが激しい本塁打争いを演じたのが、1998年。その後、バリー・ボンズが73本塁打を放って大リーグのシーズン最多本塁打新記録を樹立した2001年にピークを描いた本塁打は、年々減少傾向にある。1試合ごとの平均本塁打は2000年に1.17本のピークを記録したが、徐々に降下して今季は9月14日の時点で0.87本である。


      ■「やったもん勝ち」になる薬物使用

      今回、禁止薬物使用が発覚したクリス・デービスの「25試合の出場停止処分」については、米メディアの間では「甘い」という見方も多い。「間違ってアンフェタミンを使ってしまいましたが、今年はもう使っていません」というクルーズ本人の謝罪表明をみれば、薬物効果でタイトルを獲得したと認めたようなものだが、昨年オフにFAとなった彼は、その二冠のタイトルや球宴選出などをセールスポイントにしてオリオールズと約3倍増に相当する1035万ドル(約11億円)の単数契約を勝ち取っているからだ。今回の処分による減俸は25試合中の17試合に当たる公式戦のみが日割り計算で減額され、大して痛手にならない。「だから、やったもん勝ちという風潮になる」とベテランの米国人記者は厳しい顔つきで言った。

      ■リストにない薬物が新しく開発される

      テレビ放映権を財源とした豊富な資金力を持つメジャーの球団は、投手ならば先発、打者ならスラッガーと高額契約を結ぶ傾向が強い。そんな背景もあって、本塁打量産を目論んで、筋肉増強剤やパフォーマンスの精度を上げる興奮剤など禁断のドーピングに手を出す選手は後を絶たないし、次から次へと禁止リストにない新しい薬品が開発されている。それでもデービスが今年になって別人のように調子を落とし、40発男が9月半ばを迎えて一人もメジャーに現れないのは、大リーグ機構が押し進めている薬物撲滅運動が、少しずつでも効果を現しているということだろう。

      ■注目される復帰後のAロッドの実力


      来シーズンには211試合の出場停止処分を受けたヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手も処分が解けて戦列に戻る。クリーンになったAロッドが果たしてどれほど活躍できるのか、チームメイトやファンにどう受け入れられるのか。処分後の再出発にもどこか釈然としない思いは残る。

      更には、本塁打の減少に伴ってチーム得点数も減少している。1試合毎の得点は2000年では5.14だったのが、今年は14日時点で4.09とこちらも1981年以来のロースコアぶりだ。対照的に投手の防御率は1990年以降では、2000年にピークの4.77だったのが、今年は3・75と1992年に並んでおり、顕著な高投低打現象がみてとれる。この理由について、前述のファレル監督は「本塁打だけでなくチーム得点数も減少傾向にあるのは、シフト守備などを各球団が行うようになってきたからではないか」と付け加えた。

      最近のメジャーは、打者の打球方向のデータを洗って極端に内野手を一方に寄せた守備隊形を敷くシフト守備が各球団で一般化したが、そういう戦略の浸透も得点を抑えこむことにつながっている。ステロイド時代の終焉と、シフト守備の拡大。メジャーリーグは打者受難の時代を迎えていると言えそうだ。


       
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